五段砧 光崎検校作曲

2016/05/17


光崎検校作曲。天保年間(1830‐44)の作品と思われる。
箏の高低二部合奏曲。
前奏に《三段獅子》の前歌と手事初段を用いるのが慣例。
生田検校作曲の《砧》を原拠とした4段構成の〈砧物〉を,さらに発展させ,第5段目には,《六段の調》の5段目の旋律を応用して,〈段物〉と〈砧物〉との結合した性格を持つ。
2面の箏による高音と低音の微妙なからみ合いが新鮮。
京都では,三弦で砧地を合わすことがあり,山田流箏曲では短い後歌を付す。
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