ゆき 峰崎勾当作曲

2016/05/17


浪花南地の芸子のなにがしが男に捨てられて出家した情趣をうたった曲と言われる。
渋い中に粋な風情を持った曲で、この曲の合の手(中ほど歌のない部分)は、鐘の音にたとえられているが、通称雪の手として、雪の降る情景を暗示する
ものとされ、他の曲にもとり入れられている。
悲恋の末、出家した女の昔の追憶を唄ったものである。
目を閉じて静かに聞き入る程に情景の中に引き込まれるような味わいの深い名曲である。

三味線 米川敏子(二代目)
尺八 横田鈴琥

-古典曲
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